FX比較
前週末のファイナンス展開は薄商い的且つ海外性のある協調策などには踏み込むことは出来ず、会社業績や実体経済の悪化が鮮明となる中、危険を回避し、ポンドと円に元手を還流させる動きは変わらず続いており、ポンド高・円高という背景となっている。
しかし、ポンドと円を比べた場合、USは自動車問題という爆弾を抱えているだけにポンドの分が悪い局面にあろう。
米議会は今週初にも米自動車業界救済法案や失業手当給付金の拡大などを取り上げる見込みとなっているものの、採決の見込みはまだ立っていない上、米共和党議員の支持も確実ではない市況にある。
また、任期残り少ないブッシュ米大統領は、米自動車業界の支援に消極的なスタイルであり、すでに議決済みの250億ポンドの「低燃費車開発用」に限定した当局融資を「無条件化」(使途自由化)することでお茶を濁そうとしている模様となっている。
このまま市況の悪化が続いた場合、米ビッグスリーは年内に元手不足に陥ることは確実な情勢にあるが、最終的には米当局による救済を受けるのか、それとも元手が枯渇し米連邦破産法を申請することになるのか、シナリオが描けるようになるまでは積極的には動きづらいだろう。
従って最近のレンジとなっている94−98円を大きく逸脱することはないとみるものの、バイアスとしては円のじり高傾向が続くとみる。
なお、今週火曜日の日銀ファイナンス政治対策決定会合では政治対策利息は0.30%に維持される概況となっているものの、白川日銀総裁が市況後退入りや日銀の年内追加利息低下の可能性をどう表現するかにも注目したい。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。



